
ワンちゃんに去勢・避妊手術を行うと様々な病気を予防できたり、問題行動を減らせたりとたくさんのメリットがあります。このようなメリット以外にも、去勢・避妊手術を行うとワンちゃんに様々な変化が見られます。今回は去勢・避妊手術後のワンちゃんの変化について解説していきたいと思います。
去勢・避妊手術を行う理由
犬に去勢・避妊手術を行う理由はいくつかあります。
望まない妊娠を防ぐため
望まない妊娠を防ぐために去勢・避妊手術は行われます。飼い主さんが望んでいない妊娠で産まれたワンちゃんの多くは保健所に預けられ、殺処分されてしまうこともあります。このような事が起きないためにも望まない妊娠は防がなければなりません。
様々な病気を予防できる
去勢・避妊手術を行うことで、それぞれの性別特有の病気を予防することができます。特にメス特有の病気には、発症すると死に至る危険性の高い病気があります。そのような病気を予防するためにも去勢・避妊手術は行われます。
去勢・避妊手術後の変化
太りやすくなる
去勢や避妊手術後に犬が太りやすくなる理由には、いくつかの要因が考えられます。
1つは、性ホルモンの分泌量が減少し、代謝が減速するためです。性ホルモンは、代謝を促進する作用があり、去勢・避妊手術を受けた犬は、性ホルモンの分泌量が減少したため、代謝が減速し、太りやすくなる可能性があります。
2つ目は、運動量の減少です。手術後、一時的に運動量を減らすように指導されることがありますが、その期間が長くなり過ぎると、犬の体力も衰え、運動量が減少し、太りやすくなる可能性があります。
3つ目は、食事量の調節についてです。去勢・避妊手術を受けた犬は、食欲が減少することがあります。飼い主さんがそれに対応して食事量を増やしがちになり、過剰なエネルギーを摂取し、太りやすくなってしまうのです。
性格が変わる
去勢手術をすると、犬の精巣から作られる性ホルモンがなくなり、競争心や発情したメスへのアピール欲、独占欲が減少します。攻撃的だった犬は以前より穏やかになり、早期に去勢することで留守番中に吠えたりする行動が少なくなる傾向があります。ただし、マーキング行動が癖になっている場合は、手術後も行動改善が見られないことがあります。また、去勢をすると、臆病な性格の犬は不安行動が増えることもあり、音や大きな音に反応し、見知らぬものを怖がったり、爪切りをするときに落ち着かない様子をすることがあります。獣医師による検査や治療時にも怖がる反応を示すことがあります。
甘えん坊になる
去勢をしたオス犬は甘えん坊になりやすいという傾向があります。しかし、避妊手術をしたメス犬は攻撃性が増す可能性があるとされています。これらは科学的に根拠が確立されていないため、個体差もありますので、「そういう可能性もある」と考えるようにしましょう。
去勢・避妊手術後の注意点
去勢・避妊手術後には、愛犬にとってストレスがかかり、食欲不振や体調不良などが起こることがあります。そのため、飼い主さんは手術後に愛犬が少しでも早く元気になるために落ち着ける環境を作り、傷の回復を促しましょう。もし体調不良が続く場合は、かかりつけの動物医に相談しましょう。また、手術跡を舐めないように気をつけ、細菌が入らないようにしましょう。
愛情をたっぷり与えてあげましょう
去勢・避妊手術を行った愛犬にはたくさんの愛情を与えてあげましょう。去勢・避妊手術はワンちゃんの体や心に大きな負担がかかります。手術で不安な思いをした愛犬の心をケアするために、たくさんの愛情をもって接してあげてください。愛犬の心をケアできるのは飼い主さんだけです。また、去勢・避妊手術後は愛犬の様子に何か変化がないか注意深く見守るようにしてください。何か少しでも異変を感じたらすぐにかかりつけ医に相談しましょう。
長崎県諫早市の動物病院「たか動物病院」
各種予防接種や健康診断、デンタルケアなどの予防、去勢・避妊手術をはじめ多岐にわたる治療など、幅広く対応が可能です。
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