コラム

狂犬病ワクチンについて詳しく解説

飼い主の皆様は狂犬病について知っていますか?狂犬病は感染すると死に至る危険性のある恐ろしい病気です。
現在、日本では狂犬病の感染はありませんが、世界では狂犬病によって多くの犠牲が出ています。
このように恐ろしい病気である狂犬病から、愛犬や私たち人間の命を守る為に狂犬病ワクチンが存在します。
今回はこの狂犬病ワクチンについて詳しくお話ししていきます。狂犬病の恐ろしさやワクチンの重要性、副作用についてしっかりと理解した上で、義務である狂犬病ワクチンの接種を行なっていきましょう。

 

狂犬病とは

狂犬病は、狂犬病ウイルスによって引き起こされる、人間や動物に感染する疾患です。
狂犬病は、咬傷や唾液によって感染することが一般的で、症状は発病後数日から数週間で現れます。
症状は、発熱、筋肉痛、頭痛、吐き気、嘔吐、神経症状などがあります。狂犬病は、人間もワンちゃんも感染してしまうと死に至る危険性が極めて高い危険な病気です。

 

狂犬病の感染状況

日本では1958年以降、狂犬病の発生はありませんが、世界では狂犬病の発生が増加傾向にあります。
動物の移動が盛んな日本にいつ狂犬病が侵入してきてもおかしくありません。日本で発生していないからワクチン接種をしなくても大丈夫と思わないようにしましょう。
狂犬病は一度侵入し、流行してしまうと撲滅まで膨大な時間と費用がかかり、多くの犠牲が伴います。
万が一の流入に備え、毎年ワクチン接種を行うことが重要です。

 

狂犬病ワクチンを打つタイミング

狂犬病ワクチンはワンちゃんを飼い始めてから30日以内に接種するようにしましょう。
その後は狂犬病予防法により年に1回のワクチン接種が義務付けられているため、必ず年に1回のワクチン接種をするようにしましょう。

 

狂犬病ワクチンの副作用

致死率の高い恐ろしい病気を予防できる狂犬病ワクチンですが、副作用が見られる場合があります。
ワンちゃんの個体差にもよりますが、全てのワンちゃんに副作用が出る可能性があるため、飼い主さんは気をつけて見守る必要があります。
ワクチン接種後の副作用は以下のようなものがあります。

・発熱
・腫れや痛み、赤みが出る箇所
・食欲不振
・全身の疲れや疲れ

また、ワクチン接種後に、重大な副作用が発生することも稀にあります。
痙攣や呼吸困難などの緊急性の高い副作用が見られた際はすぐに動物病院へ連れて行きましょう。
ワクチン接種後はワンちゃんに何か異変がないかしっかりと見守ってあげましょう。

 

狂犬病ワクチンは免除される場合も

年に1回の接種が義務付けられている狂犬病ワクチンですが、免除される場合もあります。免除されるケースには以下のようなものがあります。

・過去に狂犬病ワクチンを打って重い副作用が出た
・元々重い病気を患っている
・免疫力が低下している

このようなケースではワンちゃんの命や健康を優先してワクチンの接種を免除されることがあります。あくまでも判断するのは飼い主さんではなく獣医師です。
ワクチン接種前に必ず獣医師に相談し、ワンちゃんの健康状態を確認するようにしましょう。

 

ワクチンで恐ろしい狂犬病を予防しよう

狂犬病は感染してしまうと人間もワンちゃんも死に至る可能性が高い恐ろしい病気です。しかし、狂犬病はワクチン接種をしっかりと行うことで予防することができます。
日本では現時点で狂犬病の発生はないため、しっかりとワクチン接種を行なっていれば感染のリスクは少ないです。
大切な愛犬と自身の命を守るためにも年に1回の狂犬病ワクチン接種を忘れずに行うようにしましょう。

 

長崎県諫早市の総合動物病院|たか動物病院

長崎県諫早市の動物病院「たか動物病院」では、ペットたちのかかりつけクリニックとして、各種予防から専門的な治療まで、様々な診療を行っております。
各種予防接種や健康診断、デンタルケアなどの予防、去勢・避妊手術をはじめ多岐にわたる治療など、幅広く対応が可能です。

ペットを飼う上でのオーナー様のパートナーとして、ペットやオーナー様に寄り添った診療を続けていきます。

■住所
〒859-0401 長崎県諫早市多良見町化屋812-1
■TEL
0957-43-4200

■サイト
【オフィシャルサイト】
https://taka-vet.jp/

【猫専門サイト】
https://cat.taka-vet.jp/