ワンちゃんは生涯様々な病気にかかるリスクがあります。愛犬といつまでも楽しく暮らすために飼い主さんもワンちゃんがかかりやすい代表的な病気について知っておきましょう。
飼い主さんが病気について少しでも知識があると、病気の兆候に気づいてあげることができるかもしれません。愛犬が健康に少しでも長生きできるように学んでいきましょう。
ワンちゃんがかかりやすい代表的な病気
外耳炎
外耳炎は、外耳に炎症が起きる病気で、ワンちゃんには日常的に見られます。
外耳炎は急激に症状が悪化する急性外耳炎と、慢性的に症状が悪化する慢性外耳炎に分類されます。
急性外耳炎は、耳介と外耳道が赤く腫れ、慢性外耳炎は、耳介が厚くなり、色素の沈着により黒っぽくなり、外耳道が狭くなっていくことが特徴です。
外耳炎を発症すると、耳に痛みやかゆみが生じるため、以下の症状が見られる可能性があります。
・耳を地面などにこすりつける
・耳をひっかく
・頭を振る
・かゆみや痛みのある耳を下にして傾ける
・耳から悪臭を放つ耳だれ
・耳の脱毛
・音や声への反応が鈍くなる
・耳血種(耳介が膨れた状態)
皮膚病
皮膚病には様々な原因が関与しており、治療が容易ではないことが特徴です。また、遺伝的に皮膚病を起こしやすい犬種もいます。
皮膚の状態が悪化すると、外部の刺激や菌から体を守る「バリア機能」が低下し、さらに皮膚病が悪化する悪循環に陥ることもあります。
ワンちゃんが皮膚病になると以下のような症状が見られる可能性があります。
・毛が抜ける
・かさぶたやフケが多くなる
・皮膚や毛が脂ぎっている
・かゆがる仕草が増える
・発疹が出る
下痢
ワンちゃんは、毛に覆われた体が特徴であり、皮膚は人間よりも薄く繊細であるため、皮膚トラブルが頻繁に見られます。
皮膚病には様々な原因が関与しており、治療が容易ではないことが特徴です。また、遺伝的に皮膚病を起こしやすい犬種もいます。
皮膚の状態が悪化すると、外部の刺激や菌から体を守る「バリア機能」が低下し、さらに皮膚病が悪化する悪循環に陥ることもあります。
ワンちゃんが皮膚病になると以下のような症状が見られる可能性があります。
・毛が抜ける
・かさぶたやフケが多くなる
・皮膚や毛が脂ぎっている
・かゆがる仕草が増える
・発疹が出る
ヘルニア
犬のヘルニアは、腹部の内臓が正しい場所から外れ、腹腔に出てしまった状態を指します。
ヘルニアは様々な種類があり、異なる部位から出てしまうことがあります。主に横隔膜ヘルニア(腸が腹腔から出てしまう)、臍ヘルニア(腹部の組織がへそから飛び出してしまう)、鼠径ヘルニア(腸管が後足の付け根に当たる部分から飛び出してしまう)などがあります。
犬のヘルニアの症状は、種類や大きさによって異なりますが、一般的に以下のような症状が見られます。
・腹部が膨れ上がって見える
・疲れやすくなって動きにくい
・呼吸が急いで、息切れする
・食欲が低下し、消化不良を起こす
・下痢や嘔吐をする
・発熱を起こす
また、ヘルニアが進行すると、内臓に圧迫がかかり、致命的な状態に陥ることもあります。
癌
また、体腔内にある肺のがん(多くは転移性のがん)、腹腔内の消化器のがん、肝臓がん、腎臓がん、膀胱がん、筋骨格系のがん(骨肉腫、関節内のがん)、神経系のがん(脳腫瘍、脊髄腫瘍、末梢神経のがん)、血液リンパ系のがん(リンパ腫、白血病)などがあります。
これらの体腔内のがんは、外から見ることができず、飼い主さんによって見つけるのが難しく、症状も明確ではないため、早期発見が困難です。
疑わしい症状が見られたらすぐに動物病院へ
今回はワンちゃんがわかりやすい代表的な病気について詳しく解説しました。ワンちゃんに病気が疑われる症状が見られた際はすぐに動物病院を受診しましょう。
どのような病気も早期発見・治療をすることが完治への近道です。病気の進行が進んでから治療を開始すると、愛犬の心と体に大きな負担がかかってしまいます。
また、定期的に健康診断を受けることも病気の早期発見につながるため、最低でも年に1回は受診するようにしましょう。
長崎県諫早市の総合動物病院|たか動物病院
長崎県諫早市の動物病院「たか動物病院」では、ペットたちのかかりつけクリニックとして、各種予防から専門的な治療まで、様々な診療を行っております。
各種予防接種や健康診断、デンタルケアなどの予防、去勢・避妊手術をはじめ多岐にわたる治療など、幅広く対応が可能です。
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