ワンちゃんは7歳ぐらいになるとシニア期を迎え、老犬と呼ばれるようになります。
シニア犬に入るとさまざまな病気にかかるリスクが上がるため、飼い主さんも注意深く見守ってあげる必要があります。
定期的に健康診断を行ってあげるなど、飼い主さんは出来る限りのことをして愛犬が少しでも長く健康に生きられるようにサポートしてあげましょう。
今回は愛犬の老いの見分け方と向き合い方についてお話ししていきたいと思います。
愛犬の老いの見分け方
寝ている時間が増える
若い頃と比べて寝ている時間が多くなったなと感じることはありませんか?
夜だけでなく、昼間も寝ていることが多い場合は老化のサインと言えるでしょう。ワンちゃんは年齢を重ねるにつれて睡眠時間が長くなる傾向があります。
お散歩やお気に入りのおもちゃで遊ぶことよりも睡眠を優先するようになったら、老化が進んでいるサインです。
食欲の変化
ワンちゃんはシニア期を迎えると急に食欲が落ちる場合と食欲旺盛になる場合があります。
歳をとり運動量が落ちている場合は食欲の低下が見られます。反対に食欲が旺盛になる場合ですが、飼い主さんにかまってほしい気持ちはわがままな気持ちが強くなっている可能性が高いです。
また、シニア期を迎えると味覚や嗅覚が変化し食の好みが変わることもあります。
今まで大好きだったご飯を残したり、食に対する興味が変わったりすることも老化のサインと言えるでしょう。
運動量が低下する
ワンちゃんも人間と同じように年を取ると運動量が低下します。若い頃はどこまででも行く勢いでお散歩をしていたあんちゃんも、年を取ると散歩に行くのを嫌がったり、すぐに家に帰りたがる仕草を見せることがあります。
長い時間の散歩はシニア期を迎えたワンちゃんにとって大きな負担となってしまいます。
少し寂しい気持ちもわかりますが、無理に長い時間散歩に行くのはやめましょう。
また、ワンちゃんは後ろ足から衰え始めるという特徴があります。散歩に行く際は愛犬の歩き方に何かおかしいところはないかなど小さな変化を見逃さないようにしっかりと観察しましょう。
目に見えない体の内側から変化する
ワンちゃんの外見や行動に現れる老化のサインに飼い主さんも気付くことは可能です。
しかし、体の内側に見られる老化のサインに飼い主さんは気付くことはできません。シニア期を迎えると、心臓や内臓の機能が低下するなど身体の内側にも衰えが見られます。
このような衰えに気づくためにも定期的に健康診断を受ける必要があります。専門医に診断してもらい、愛犬の体の内側に異常がないか確認するようにしましょう。
口臭がきつくなる
ワンちゃんは老化が進むと歯周病になる可能性が高くなります。歯周病になることで口臭がきつくなったり、食欲が低下したりします。
急激に症状が悪化するケースもあるため、歯周病の疑いがある場合はすぐに動物病院へ行き治療を行いましょう。
また、日頃から歯石とりやデンタルケアを欠かさずに行うことにより、歯周病を予防することも大切です。
シニア期を迎えてからの健康診断について
ワンちゃんには定期的な健康診断が必要です。シニア期を迎える前までは年に1回のペースで健康診断を受けることが望ましいです。
しかし、シニア期を迎えるとワンちゃんは様々な病気にかかるリスクが高くなります。そのため、年に2,3回の健康診断を受けることをお勧めします。
これまで説明してきたように、ワンちゃんの老化のサインには、飼い主さんが気づくことができる場合と気付くことが難しい場合があります。
目に見えない体の内側から出るサインは、専門医による健康診断をしっかりと受け、異常はないか定期的に確認する必要があります。
大切な愛犬が少しでも健康に長生きできるように定期的に健康診断を受けましょう。
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